2009-09-01 ■ すべてを隠す夜にも河が流れていることにいちいち驚く日々だ。 仕事から帰ると、ホジェリオ・スガンゼルラのDVD(『赤い光の盗賊』)が届いていた。 日中はまだ冷めやらぬが、夜は近頃また一段と冷え込んできたように思う。 そういえば、先月旅した北陸の海は青くなかった。小松から金沢市内までの車中から覗いたもの。 あの海がヴァイナモイネンと季節とを沖津へと流していくのだ。 「おおはるかなる沖には雪のふるものを胡椒こぼれしあかときの皿」か。 いちいち麦の青さにヨシキリが驚くこともなかろうね。また夏が終わる。