2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

文字を書き留め思考を、のちに反芻して再現させるように、生きることは人であったことを刻み、のちに記憶によって反芻して人であることが確認される。しかし惜しみてもあまりあるが、身体に蝕む生を排すことさえもほぼ無条件に人に寄せる期待を退けるまでに…

・言葉は人の物語によって区切られ、その先天的な知覚障害がゆえに世界は無私のもとで再現される。消費と生成を反復する物語の知覚範囲を超越するもの。それはどうしても在る「だろう」が故に不吉な存在の息吹き。引き延ばされた行間。暴力的な寛容によって…

・思考の固有性を今日的な意味に位置付けるとしても「夜」の後に「朝」が、その後に再び「夜」が訪れるように秩序ある変化こそが自然の節度であり、突き付けられた歴史=善悪の彼岸を転倒させたかたちで、起ち現れる自己を忘却した生の自閉はあらゆる霊的な…