basilides2007-03-28

地に行き止まる 青 酔え 水辺に 背のほくろ たった一人だけの 息が白く 二歩 なだらかな勾配 許しがたい いよいよ ひばり 語らしめて 手と 手 手 と手 のぞけば 影が小さくなる 小さくない 小さくなった 雨 沈丁花 対になる彼女 誰か 愛さざること ついに 雨だれが名をよぶ(basilides「連作Ⅰ」)